平成18年5月の新会社法の施行により、従来の有限会社の制度は廃止され、
また、最低資本金制度が撤廃され、資本金が1円でも株式会社が設立できる
ようになりました。

しかし、会社の設立費用だけで24万~25万円かかること、必要設備に
かかる費用、設立後当面の運転資金などを考えるとやはりある程度の資金は
必要となってくるでしょう。

資金の集め方によって、(1)「発起設立」と(2)「募集設立」の2通り
の設立方法に分かれます。

(1)「発起設立」とは、自分や家族、友人などを「発起人」とし、設立時
      に発行するすべての株式を自分達で出資する方法です。
    
    なお、「発起人」とは、会社設立の企画者として手続きを
行う人を
    いいます。会社の最初の株主というイメージで良いでしょう。。
    

      ほとんどの場合、会社設立の際には発起設立が利用され1人ま
    たは少数の発起人のみが設立手続きを行うため、
簡単で、かつ
    迅速な設立手続きが可能
になります。


 (2)「募集設立」とは、会社設立時に発行する株式の一部だけを発起人が
     引き受け、残りの株式については、他に株主とな
人を募集する設
     立形態をいいます。

     発起人以外の人が株
式を引き受ける(出資する)ため、発起設立と
     比べて設立
手続きが複雑かつ厳格になります。そのため、募集設立
     は
非常に少なく、特別なケースで用いられる会社設立の方法です。


よって、「発起設立」による株式会社の設立方法を前提として説明していきます。

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