株式会社には、株主総会や取締役、取締役会、監査役などの機関があります。
株式会社の機関設計は基本的に、①大会社か、中小会社か、②株式の公開会社
か譲渡制限会社か、の区分の組み合わせにより決定されます。
以下のフローチャートに沿ってどのような機関設計にするか考えてみましょう。
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かい えん たい
(1)パターンA 株式譲渡制限会社で取締役会を置く会社
役員は取締役3名(うち一名が代表取締役)、監査役1名が
必要です。
なお、役員の任期は、最長10年まで伸長可能です。
(2)パターンB 株式譲渡制限会社で取締役会を置かない会社
発起人が1人で会社をつくる場合はこのパターンになります。
取締役会及び監査役の設置義務はなく、取締役1名で設立できます。
役員の任期は、(1)同様に、最長10年まで伸長可能です。
(3)パターンC 公開会社
取締役3名と監査役1名の設置が必要です。
役員の任期は原則どおり、取締役2年、監査役4年です。
次にここで決定した(1)パターンA、(2)パターンB、
(3)パターンCについて見ていきます。
杜の都行政書士事務所