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ここでは初年度の売上計画を検討します。

　１．売上高は　数量×単価　です。
　
　２．数量は「客数」「工数」「請負数」「販売数」・・・・です。

　　　まず、「数量」を決めましょう。
　　　時間帯･曜日･季節によって変動があります。加味してください。

　３．次に「単価」です。
　　
　　　平均単価はいくらですか？
　　
　　　これも、時間帯･曜日･季節によって変動があります。　

ネイルショップの例（客席数３席）

なお、数量×単価による売上計画はどの業種においても基本でありますが、主に
飲食業、理･美容業などサービス料関係業種によく使われます。他の業種では次
のような方法による売上計画もあるということを参考までに覚えておいてください。

・販売業で店舗売りのウェイトが大きい業種（コンビニエンスストアなど）

　　　1㎡（または１坪）当たりの売上高×売場面積

・労働集約的な業種（自動車販売業、化粧品販売業、ビル清掃業など）

　　　従業者1人当たりの売上高×従業者数

・設備が直接売上に結びつき、設備単位当たりの生産能力がとらえやすい業種
　　（部品加工業、印刷業、運送業など）

　　　設備の生産能力×設備数

　　＊１㎡当たりの売上高や従業者1人当たりの売上高などについては、「小企業
　　　の経営指標」（日本政策金融公庫総合研究所編）などで調べることができます。

ワークシートの「条件記入欄」には、売上計画の根拠を記入してください。

　「数」はなぜその数字になりましたか？「単価」はなぜその単価なのですか？

　無理な計画になっていないか、冷静に判断してください。