サポートします!
かい えん たい
杜の都行政書士事務所
(1) 当月売上高(参考)
開業月から4か月目までの売上高を予測して記入してください。
設例では、開業月に200千円の売上を予定しています。
(2) 収入欄の記入
売上高が当月に現金で入金する場合は、「現金売上」に記入します。
掛売上となるのであれば、入金予定月に記入します。設例では、売上月の
翌月入金という条件から、2月目の「売掛金回収」欄に200千円を記入します。
(3) 当月仕入・外注(参考)
開業月の変動費(仕入・外注費)を「収支計画書」をもとに記入します。
設例では、変動費比率20%として、40千円が記入されます。
資金繰りとは現金の出入り(収支)をチェックし、事業資金が不足しないように
調整することです。帳簿上儲かっていても、支払いに回す資金が不足してくる
と資金繰りが苦しくなります。資金繰りが苦しくなる原因は主に次の点にあります。
(1) 売上があっても長期の回収条件であったり、受取手形での回収となり、
すぐに現金化できない。
(2) 借入金の返済など、費用として計上されていない現金の支出が多い。
売掛金の回収が長期の条件に変わったり、買掛金の支払期間が短く
なったりして、回収と支払のバランスが崩れる。
ここでは、資金繰りについてその基礎を学びましょう。黒字であっても倒産する
ことがあります。これを黒字倒産といいますが、なぜそのようなことが起こるの
か理解し、自分の収支計画をもとに資金繰りを考えましょう。