kaientai

　店舗･事務所として使用するためには、内装工事が必要であったり、
　什器･備品を取り揃える必要があったりします。

　（１）内装工事等
　　
　　　　開業場所が決定し、店舗･事務所の賃貸借契約を結んでも、通常内装工事
　　等は借主側が行うことになります。開業業種により内装工事の金額は異な
　　　ります。事前にどのくらい必要なのか、同業者から聞いたり、概算の見積
　　　もりを取るようにして金額を把握しておいてください。

　　　　当初は最低限必要な範囲に限定し、あまり資金をかけないようにすること
　　　が必要です。
　
　（２）車両、什器および備品等
　　
　　　　開業に必要な車両･什器･備品を検討しましょう。机･イス･レジスター･
　　　コンピュータ等必要なものを書き出して、そのために必要な資金を計算
　　　してください。リース制度を利用することも考えられますが、開業当初
　　　では利用できないことも考えられます。これも中古や１００円ショップ
　　　等を利用して資金を節約するようにしましょう。他にもホームページ作成
　　　　費、ロゴのデザイン費、看板やパンフレット･メニューの制作費等を必要に応じ
　　　　て検討しましょう。

店舗･事務所を借りて事業を行うのであれば、そのために必要な資金を
考えましょう。

立地条件が経営上重要な場合もあります。自分で候補地を見ながら開業場所
を決めましょう。

（１）地代家賃

　　　開業場所により地代家賃も大きく異なります。事前に不動産情報誌等に
　　より相場を確認しましょう。
　　　通常、地代家賃は前払いであることから、開業月には当月分と翌月分の
　　支払いが発生します。準備期間を含めると、３か月分の地代家賃が必要
　　となります。

（２）敷金･礼金

　　　敷金や礼金については、その額が地域により異なります。２か月から
　　６か月分の家賃相当額ですが、これも不動産情報誌等で事前に確認し
　　ましょう。

（３）仲介手数料

　　　不動産仲介業者への支払いです。家賃の１か月分を目安としますが、
　　開業場所の相場を確認してください。

　　　これ以外にも火災保険料の支払等があります。契約期間により当初の
　　　支払金額も異なります。

開業する際に最も気になるものは開業に必要な資金だと思います。
ここではその開業に必要な資金の洗い出しを行い、開業の為に必要な資金を検討
してください。開業準備から開業までのイメージを膨らませて必要な支出を考え
ましょう。これにより目標が数値化されていくのです。